目にできるシミやホクロ

顔や肌にシミやほくろ(黒子)ができるように目にもシミはできるんです。

目のなかのシミ、ホクロ

顔シミや肌シミも気がかりですが、目にもシミはできるんですね。 肌シミはその多くが老化現象や紫外線によるものと見なされているように 目にできるシミもまた加齢や紫外線の影響が考えられています。 顔や肌のシミ同様、日ごろから気にかけてシミ対策をする必要もありそうです。 老化現象はある面しょうがないんですけど 日ごろから目にやさしい栄養素をとったり UV(紫外線)カットのサングラスで目を保護してあげることも大切でしょう。 UVカットでないサングラスは逆効果ですのでよく確認する必要もありますよ。

白目にできるシミ

瞼裂斑(けんれつはん)

白目の部分にできるシミで、
加齢にともなってあらわれてくる老化現象のひとつとされます。
中高年では多くの人が大なり小なりこのシミを持っているそうです。
紫外線による影響が関係しているといわれていますが、
物理的な刺激によっても瞼裂斑の症状が出るため
コンタクトレンズを使用している20代でも白目にシミが発生することがあります。
瞼裂斑は黒目(角膜)の両側にできるシミで
黄色っぽい盛り上がりのある白目にしかできないシミです。
時に炎症をきたすことがあり、その場合は赤く充血します。

結膜母斑(けつまくぼはん)

白目(結膜)にみられる茶色っぽいシミです。
目の病気とはされていないため、
眼科医では積極的な治療は行われていないのが現状のようです。
シミが白目の浅い部分にあるのであれば、比較的簡単に治療可能とされています。

黒目・茶目にできるシミ

翼状片(よくじょうへん)

できはじめは瞼裂斑と似ていますが症状が進行してくると
主に鼻側の白目から血管を伴った膜が黒目を覆うように伸びてきます。
瞼裂斑同様、紫外線が強く関与していると考えられています。
黒目(角膜)を覆うようになると視力低下の原因にもなり手術の対象となりますが
年齢が若ければ再発率も高くなる傾向があるようです。
また重度の症例の場合は手術後も視力はあまり回復しないとされます。

虹彩母斑

虹彩(茶目)の部分に点々と黒っぽいシミのように見えるものは
ほとんどの場合、良性の母斑、一種のホクロです。
このホクロ状のものの大きさや形状が変化するようであれば
悪性黒色腫の疑いもありますので、専門医に診察してもらうほうがよいでしょう。

黒目の腫瘍のように白目にもごく稀ですが
結膜悪性黒色腫などが発生することがあり、気になるシミやホクロは
症例に詳しい専門医に診断してもらうのが安心でしょう。
ただ、目にできるシミは生活に支障がない
見た目(美容上)の問題である場合は
あまり積極的な治療が行われていないようです。
瞼裂斑は盛り上がりが大きくなって
充血がひどくなったりまぶたの開閉に問題がある場合
翼状片もある程度症状が進行して視力に影響が出そうな場合などが
手術の目安になっているようで
それまでは点眼薬での治療が主となります。

「目は口ほどにものを言い」と言われるのですから
外見上の問題と軽視するのもどうかと思うんですけども・・・。

顔シミ肌シミ治療と対策