顔のシミ、肌のシミ顔や肌にできるシミ、困りものですね。でもシミって正式な名称じゃないんです。 シミというとメラニンが関係していると何となくわかっても、 シミには様々な種類があってシミごとに治療法もまた変わりますから、 シミの症状を理解しておかないと間違った対処法をして逆にシミを悪化させる可能性もあります。 皮膚にできるシミの多くは後天的なもので一部を除けば成人後に症状があらわれるものです。 これは紫外線による影響が大きいためだと推測されます。 皮膚はおおまかに表皮とその奥にある真皮とに分けられます。 肌シミはメラニンが表皮に沈着した場合が多いのですが、皮膚奥に沈着するケースもあります。 メラニンが沈着した部分の深さでシミやアザの色が異なり 浅ければ茶色に近く深ければ青く見えることが多いようです。 |
シミの種類一口にシミといっても色々ありますが、ここでは代表的なシミとその特徴をあげてみようと思います。 |
シミの治療法シミ治療にはレーザーによる治療がかなり効果的ですが、 シミの中にはレーザー治療が効かないものもありますから注意が必要です。 老人性色素斑やソバカスはQスイッチレーザーの治療が効果を上げています。 脂漏性角化症には炭酸ガスレーザーが有効です。 脂漏性角化症の治療には、凍結療法という比較的体への負担の少ない治療法もあります。 肝斑(かんぱん)は逆にシミを悪化させる可能性が高いため、 レーザー治療は不向きで使われません。 肝斑(かんぱん)は出産後や経口避妊薬の使用を止めた後に自然治癒する場合もありますが、 そうでない場合の治療はシミの発症原因が不明確なため治療法はこれといった方法が確立されていません。 ビタミンCやビタミンEなどのほかトラネキサム酸、ハイドロキノン、トレチノインなど 美白剤使用と紫外線対策が一般的なようです。 フォトRFなどの光治療器は ソバカスや老人性色素斑、炎症後色素沈着などのシミに効果があるとされます。 |
シミの対策と予防肌シミのできる原因は加齢による老化現象と紫外線だというのが一般的な見方です。 日頃からのシミ予防対策としては光老化の原因とされる紫外線対策がやはり重要でしょう。 シミができた後も悪化を防ぐため紫外線対策が必要となります。 紫外線は5月頃から初秋までとても強くなり、 一日のうちでは10時頃から午後2時過ぎまでがピークです。 紫外線が強い時はなるべく日光を避けるようにして、 肌の露出も極力控えた方がいいのですが、 外出する必要がある時などは日傘や帽子、日焼け止めなどで顔や肌を守るようにしましょう。 紫外線の影響は何年か経ってからシミやシワとして顔や肌にあらわれてきます。 近年は皮膚癌も増えているようです。 若いうちから肌を守ることに注意を払うようにした方がよいのではと思います。 またビタミンやポリフェノールなど抗酸化作用のある食品などを 日頃から摂取するようにすることもシミの予防に有効とされます。 |